謎の美人女性が運営する【結婚相談所】の説明を聞いてきた
前回書いた通り、地元で気になる結婚相談所を見つけました。
一体どこで儲けているの!?という低価格設定で若干怪しいと思ったのですが、話だけでも聞いてみようと思い連絡してみました。
すると、メールが送られてきて、
「とりあえず一度面談してから入会を決めてください。」
とのことだった。
こちらが入会するかどうかを判断する目的もあるけれども、運営者側が入会基準に達しているかをチェックするという意味合いもあるらしい。
事前に、複数の入会基準は提示されており、
- 太っていないこと
- ある程度のコミュニケーションがとれること
- 仕事をしていること
- 結婚の意思があること
- 失礼な態度を取らないこと
など、当たり前のような条件を提示されていた。
その内容に間違いがないかどうかのチェックもされるそうだ。
ちょっと緊張。
指定された場所はオフィスではなく、街中のカフェだった。
「カフェなんて周りに声が丸聞こえじゃないの!?」
と心配していたのですが、杞憂に終わりました。
そのあたりはお店と話が通っているのか、ほどよく騒がしく目につきにくい席が用意されており、落ち着いて話をすることができた。
そこで、初めて運営者の女性と会ったのですが、驚きました。
若くてマジで美人
うそーんという感じです。
「あなた自身を紹介してください!」
と言いたいくらいだったが、雰囲気がタダものじゃない。
なんというか…オーラがありすぎて、
これは自分の手には絶対負えない女性だということが分かった。
オーラはあるのだがニコニコとした笑顔で決してとっつきにくいというわけでもなく、話しにくいわけでもない。
いやむしろおしゃべりなくらいでいろいろと話してくれるので、当初の緊張が一瞬でとけた。
この人何者!?
場が和んできたところで、今までの人生のことや、考え方、仕事に対する姿勢などを質問された。
自分はほかの結婚相談所には行ったことがないのですが、想像とは全く違うことを聞かれた。
結婚相談所であれば、今までの人生のことであればどのくらい付き合った経験があるかとか、仕事に関することであれば年収とかを聞かれると思っていた。
でも、今回は“徹底的に考え方”を問われた。
今までの人生で、どう考えどう選択してきたのか。仕事はどんな理由で選び、どう取り組んでいるのか。
結婚相談所の面談というよりは、どちらかというと転職面接に近い。
しかも、頭を使う系の面接だ。
そんなことを聞きながら「ふんふん」言っていた女性は、時折「こんな経験ないですか?」とか「実はこう思っているんじゃない?」など鋭い突っ込みを入れてきて、
ほんとうにあなた何者!?
というのが正直な感想だった。
気になったので聞いてみると、どうやらその女性はほかの事業で成功しているらしく、結婚相談所はライフワーク!?でやっているらしい(ライフワークって何!?)。
なんとなくボランティアや、趣味的な感じかなと思った。
なので、全然儲かる必要はないらしい。無料だと質が悪い申し込みが増えるので、あえてお金を取っているそうだ。
やっと、よくわからない価格設定に納得がいった。
入会金なし、月会費なし、成婚料なし、あるのはお見合い費用1万円って太っ腹すぎるだろと思っていました。
大手の結婚相談所の、とにかく会わせてあきらめさせて結婚させるやり方が気に食わないらしく、大手結婚相談所の連盟にも所属していないそうだ。
なので、大手のような会員数は用意できないそうだが、そもそも顔が広いし、口コミで広がっているので、そこそこの会員数はいますとのことだった。
たくさんの会員でぐるぐるお見合いさせてお見合い料を稼いだり、月会費を取ってあまりお見合いさせずに長く在籍させるとか、成功報酬として成婚料をがっつりとったりというビジネスモデルがきらいなのだとか。
少ない会員数できっちりマッチングをかけて、最低限のお見合いをしてもらいつつ、新規会員を入会させて、仕事や自分磨きをしつつ、じっくり選んでもらいたいという思想でやっているそうです。
月会費はかからないのだから、まったくもって問題がない。
月会費をとってしまうと、どうしても無理やり合わなそうな人とも会ってもらわなければならないとのこと。確かにその通りだ。
最後にこんな質問をされた。
「結婚相手の条件を教えてください」
自分は、
「特にないです。自分のことを好きになってくれれば。」
と言いました。
すると、
「それでは入会を許可することができません。」
と言われました。
「今まで話を聞いていると、あなたは自分を過少に評価する傾向があるよね。」
「本当は理想とする女性像があるよね?なんで我慢するの?」
「今までの人生で女性とうまくいかなかったからって、勝手にその理想をあきらめる必要なんてないのよ。」
「妥協なんてしちゃだめ。もっと自信をもって。」
「そうでなければ、どれだけ会っても結婚はできませんよ。」
と言われました。
…今、壺とか絵とか出されたら買ってしまうなこれ。
結婚相談所では「妥協して」と言われると思っていました。でも、逆に「妥協するな」と言われました。
これが新鮮でした。
なんだか、その女性のオーラがすごすぎて、なんだか自己啓発系のビジネスに引っかかったような気がしてならなかったのですが、この言葉で少し安心しました。
「この人のこと、少し信用してみようか。」
「この人と頑張ってみようかな。」
と思ったのです。
このままでは入会はできないといわれたのですが、とりあえず入会条件は満たしているということで、宿題つきで入会をすることになりました。
「理想の結婚相手と、結婚生活について考える」
ということが宿題になりました。
というわけで、思いついたときにTwitterで #婚活男の妄想 というハッシュタグで、理想の結婚についてつぶやいています。
あえて自分のスペックを顧みず、思いつくままつぶやいています。
嫁さんと金曜日の夜に、酒場放浪紀的なシブい焼き鳥屋で飲んで、帰りにコンビニでハーゲンダッツ買って、おなじ家に帰る。そして、土曜日は昼まで寝て、顔を合わせた嫁さんに、「寝すぎだよー」って怒られたい。#婚活男の妄想
— thynemon (@thynemon) March 5, 2019
妄想、希望、理想を思いつくままに書いてみて、自分がなぜ結婚したいのか。どんな結婚生活を送りたいのか。そのためにはどんな相手だといいのかを具体的にイメージしたいと思っています。
自分が入会したところとは違いますが、大手の中では比較的低コストで始められそうな相談所です。